- BC&Me
乳がん治療とお金の話

私たちは乳がん情報サイトBreast Cancer and Meを運営しており、そこでは乳がん治療中に必要な情報を患者さん目線で発信しています。
さて、乳がんと診断されると、やはり治療費がいくらぐらいかかるのだろう・・・と不安になりますよね?
Breast Cancer and Meのサイトでも治療にかかるお金と題して、公的な制度について解説しています。
乳がんの治療費といってもどの治療をするかによって費用は異なりますが、一番費用がかかるのが切除手術で入院した月になるかと思います。
高額療養費制度を使えば、治療がどんなに高額になろうと、ある一定の額(平均的な所得で月9万円ほど)に収まります。
また民間の保険に入っている方では、一時金がでて、治療費よりもたくさんのお金が下りた、といった方もいらっしゃいます。
むしろ治療費以外の、たとえば交通費や、ウィッグ・下着、がんばった自分へのご褒美!などの出費も結構かかりますよね^^;
でもお金を考える上で一番大切なことは、もし、今お仕事をしているならば、乳がんと診断されたとしても仕事を辞めないこと!
乳がんの治療は一時期だけで、乳がん後の生活のほうがはるかに長くつづきます。
乳がんと診断されてすぐに、もう私は仕事ができない、と思ってしまい仕事を辞めてしまうと、治療が一段落してから再就職するのはとーーーっても難しくなります。
もちろん、いままでのライフスタイルや価値観を見直すためにお仕事を辞める、という選択肢はよいと思いますが、もし経済的な不安が少しでもあるのならば、なるべく今の環境を変えずにお仕事を続けることをおすすめします。
実際に、仕事と治療を両立しているサバイバーの方もたくさんいらっしゃいます。
副作用には個人差がありますし、仕事の内容によっては体への負担は様々なので、一概には言えませんが、抗がん剤治療中でも投与日以外は通常通りに出勤していた、仕事をしていたほうが気がまぎれて副作用も気にならなかった、という方もたくさんいらっしゃいます。
どうかすぐに仕事を辞める、という選択をしないで、会社や周りの方の協力を得ながら、仕事を続けることをぜひ検討してみてくださいね。
さて、とはいえ、仕事と治療を両立するためにはスケジュールと体調の管理がマストです!
そんな時に使っていただきたいのが 乳がん治療を記録するノート:BC Noteです。

たとえば、抗がん剤治療の場合、最初の1クールの副作用を記録すれば、2クール目の様子が予測でき、スケジュール管理に役立てることができます。
BC Noteについてはこちらで詳しく説明しています。
ぜひこうしたツールをうまく使って、仕事と治療を両立してくださいね!