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乳頭・乳輪の再建手術と人工乳首(ニップル)を比較してみました

乳房再建手術でふくらみを取り戻した後、次に考えなくてはならないのが、乳頭・乳輪の事です。
乳頭と乳輪を取り戻すには、再建手術を行う方法と人工乳首(ニップル)を装着する方法の2つがあります。
どちらかを選ぶための参考に、費用・体への負担・見た目の自然さの3点で両者を比較してみました。
【費用】
乳頭の再建には保険が適応されます。乳頭は手術しなかった側の乳頭から移植する方法、体の色素沈着している部分の皮膚を移植する方法などがあり、乳頭と乳輪をこの方法で同時に再建できれば、費用は3万円ほどです。
乳輪部分をもし刺青(タトゥー)で色を入れる場合は、保険適応にはなりません。費用は10~20万円ほどかかります。
人工乳首は、オーダーメイドのものと、既製品の中から自分の乳頭に近いタイプのものを選ぶものがあります。オーダーメイドですと8万円~、既製品ですと2万円~から販売されています。
【体への負担】
こちらは人工乳首に軍配が上がります。体に負担なく、付属の装着剤などを使って、シールのように乳房に貼り付けるだけです。
乳頭の再建手術の場合は、術式によっても異なりますが、体の一部分から皮膚を移植する必要があります。また移植したものの、うまく生着せずに取れてしまった、ということもあります。
乳輪部分に刺青をする場合は、1回では色が入らないので、複数回行う必要があります。
【見た目の自然さ】
人工乳首でオーダーした場合は、反対側の乳首と同じ形のものを作ることができるので、遠目ではまったくわからないほどのクオリティになります。
また既製品であっても、二つの乳頭は離れているので、全く同じでなくても気にならない、そもそも間近で他人に見られることもない、ということから気にせずに使われる方が多いようです。
乳頭を再建手術した場合は、出来上がりは手術を行う医師の技量によるところも大きく、自分の期待通りにならない場合もあります。ただし、人工物に抵抗がある方には現時点では最良の選択となります。
以上より、おすすめのタイプをまとめてみました。
【乳頭・乳輪の再建手術がおすすめの方】
人工物に抵抗があり、できるだけ自然に元の形に戻りたいとお考えの方
常に乳首が自分の体にあってほしいと思う方
ジムや温泉、銭湯など公衆の場で裸になる機会が多い方
【人工乳首(ニップル)がおすすめの方】
体の負担や手術の費用が気になる方
日常の生活に乳首がなくても支障がない方
温泉など公衆の場で裸になるシーンは年に数回のみの方
人工乳首(ニップル)もさまざまなものが販売されていますが、お勧めはNPO法人ビーシーアンドミーのオリジナル人工乳首bloom(ブルーム)です。
bloomは2つのサイズと3つの色から選ぶことができます。2個セットで17,280円ですが1個につき10回程度繰り返して使えるので、1回あたり800円程度ととてもリーズナブルな価格で人工乳首を使うことができます。
またbloomの売上の一部はNPO法人ビーシーアンドミーが行うピンクリボンキャンペーンの活動資金に充てられます。
まずはこちらの人工乳首を試してから、乳頭・乳輪の再建手術を検討するのもよいでしょう。
bloomはこちらのページで詳しくご案内しています。
乳房再建手術後の胸にナチュラルな人工乳首(ニップル)bloom