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抗がん剤の脱毛期 絶対にNGな5つの頭皮ケア方法

乳がんの抗がん剤の副作用で避けられないのが「脱毛」です。
新しい髪が生えてくるのは、抗がん剤の投与が終了してから1~2か月後ですが、健やかで美しい髪を取り戻すために大切なのが脱毛期間中の頭皮ケアです。
でも正しい頭皮ケアの方法を知らずに、自己流でいろいろとやってしまっていませんか?
ここではついやってしまいがちな、間違った頭皮ケア方法を5つご紹介します。
①むりやり髪を抜いてしまう
頭髪は最初の抗がん剤を投与してから10日~2週間後に、1週間ほどかけてすべて抜け落ちます。
この抜け始めの時、どうせ抜けるのだから、とまだ抜けていない髪までムリヤリ自分で抜いていませんか?
ムリヤリ髪を抜いてしまう行為は頭皮を傷つける絶対NGの行為です。髪が自然に抜けるのを待ちましょう。
②頭皮マッサージをする
早く髪が生えてくるようにと、頭皮を一生懸命マッサージしていませんか?
これも絶対NGです。
抗がん剤は細胞分裂の激しいがん細胞を攻撃する仕組みを持っています。髪のもととなる毛母細胞も細胞分裂が激しいため、抗がん剤ががん細胞と間違えて攻撃してしまいます。これが抗がん剤の副作用で脱毛が起きてしまう仕組みです。
抗がん剤の投与中は頭皮に抗がん剤が行きわたっている状態ですから、マッサージで頭皮の血行を良くしてしまうと必要以上に頭皮に抗がん剤が作用してしまいます。
頭皮のマッサージはとても大切ですが、抗がん剤のすべての投与が終了してからにしましょう。
③育毛剤を使う
マッサージと同様、早く髪が生えてこないかと脱毛期に育毛剤を使う方がいらっしゃいますが、これもNG。
前述したように、脱毛期は髪の基となる毛母細胞が抗がん剤によって攻撃されている時期。この時期に育毛剤を使っても効果は期待できません。
使用するのは、抗がん剤の投与がすべて終了してからにしましょう。
④髪を洗わない
頭皮を大切にするあまり、髪や頭皮を洗わないでそのままにしておく、という方もいらっしゃいますが、これもNGです。
髪があるときは気づかないのですが、頭髪には頭皮から皮脂や汗が流れ出るのを防ぐ役割があります。
そのため、脱毛期は普段よりも皮脂や汗、さらに臭いなども気になります。
頭皮をマッサージする必要はありませんが、この時期は頭皮を脱毛期専用のシャンプーを使って洗い、清潔に保ちましょう。
⑤ボディシャンプーで頭皮まで洗う
頭髪がないからと、体を洗うとき、ボディシャンプーや石鹸でそのまま頭皮まで洗ってしまっていませんか?
体と顔、頭皮では、皮脂の量が異なります。それぞれの部位に合わせて最適な配合がされていますから、脱毛中はきちんと脱毛期専用に作られたシャンプーで洗いましょう。
いかがでしたでしょうか?
抗がん剤の脱毛期の絶対NGな頭皮ケア法をご紹介しました。
新しく生えてくる髪が美しく健やかであるためにも、脱毛期専用シャンプーを使って正しく頭皮ケアをしましょう。
脱毛期専用シャンプーでお勧めはプレオスカルプシャンプー。
髪のない脱毛期でもしっかり洗えるように泡ででてくるシャンプーです。

プレオスカルプシャンプーを使った正しい頭皮ケア方法はこちらでご案内しています。
正しい頭皮ケア方法で健やかな髪を取り戻しましょう。