妊娠をあきらめない

どんな薬剤でも妊娠前期に使用すると胎児に影響を与える可能性があります。妊娠を希望する場合は治療を始める前に必ず医師に相談しましょう。

 

ホルモン療法の場合、治療が5~10年と長期に及びます。妊娠のしやすさは加齢に影響を受けますので、妊娠を希望する場合は治療終了時の年齢を考慮する必要があります。

 

抗がん剤は卵巣の機能にダメージを与えますが、乳がんでよく使用されるアルキル化剤であるシクロホスファミド(エンドキサン)は特に卵巣毒性が高いとされています。年齢が高い場合、恒久的に月経が止まってしまうこともあります。そのため、抗がん剤を使用する前に卵子・受精卵、もしくは卵巣を凍結保管し、治療後に移植することが行われ始めています。

 

卵子・受精卵凍結保管

パートナーがいる場合は受精卵を、いない場合は卵子を凍結します。なお、卵子が1つあれば必ず妊娠するわけではなく、妊娠のしやすさは年齢に大きく関係しています。20~29歳の女性が妊娠・出産するために必要な卵子の数は4個、41歳以上の女性は20個以上が必要とされています。

 

卵巣凍結保管

卵子のもとである原始卵胞が生まれる卵巣自体を凍結保管し、がん治療を終えた患者に移植します。二つある卵巣の一つを凍結保管し、もう一つの卵巣は自然妊娠の可能性もあるので残しておきます。卵巣の摘出手術になるので、5日間ほどで終了し、抗がん剤治療開始時期への影響も最小限ですみます。ただし、現在この治療法は研究段階で、実施している医療機関は限られています。 

 

がん治療と妊娠についてはこちらのHPに詳しい情報が掲載されています。

日本がん・生殖医療学会 http://j-sfp.org/index.html

 

2014年に「乳がん患者の妊娠出産と生殖医療に関する診療の手引」が出されたこともあり、医師の側から卵子・受精卵凍結を提案されることも増えてきました。

 

生殖医療はどんどん進歩しています。乳がんだからといって妊娠・出産をあきらめないで、主治医と相談し、可能性を広げましょう。

 

 

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