乳房再建のための病院探し(miさん_2/5)

May 16, 2018

 

乳がんと共に生きる素敵な女性を紹介する「乳がんと私」。miさん(52歳)の2回目です。前日の女子会で友人に励まされ、いよいよ乳房切除手術。その後のホルモン治療では副作用が強く、無治療を選択。そして乳房再建の病院選びにとても苦労します。

 

*1回目「私の目をずっと見てくれた…主治医との出会い(1/5)」はこちら

 

手術はセカンドオピニオンを受けた東京の先生にしてもらうことになったのですか。

MRIの検査から2週間後に手術をしてもらえることになりました。私は20年前に夫を亡くしていてそれから一人暮らしです。手術の前日には母と兄が来てくれました。といっても東京見物も兼ねてたみたいなんですけどね(笑)

 

 

手術前はどんな心境でしたか?

手術の前の日に東京の病院を紹介してくれた友達が女子会を開いてくれたんです。友達自身も元白血病患者で九死に一生を得た経験をもっているし、他のメンバーも同じ乳がんの方、交通事故で体が不自由で車椅子の方、自閉症の子供をお持ちの方、家族を白血病で亡くされた方、骨髄バンクにご主人が2回提供された方など、どなたも病気とかかわりがある方たちです。

 

 

その方たちがみんなで私のことを応援してくれて。自分よりももっと大変な体験をされている方ばかりで、自分がたいしたこと無いんじゃないかと思えました。とっても勇気がもらえたんです。

 

 

それからいよいよ手術ですね。

はい。手術台の上で不安いっぱいの時、A先生が手術室に入って来られて、目が合って笑顔で大丈夫だよと頷いてくれたように見えました。ほっとして涙がこぼれて、その直後に意識がなくなりました。全摘と同時にエキスパンダーを入れて、手術は3,4時間ほどで入院は13日間でした。

 

 

病理検査の結果はどうでしたか?

ホルモン陽性で、悪性度が低く、浸潤が3mmという説明でした。あなただったらホルモン治療しなくても大丈夫といわれたけど、無治療も恐いので、ホルモン治療をやってみて、副作用がなかったら反対側の予防のためにも続けましょう、ということになりました。

 

 

薬はタモキシフェンですか?

そうです。ところが飲んで一時間もしないうちに動悸がでてきて。最初の5日間はおとなしくしていれば治まったのですが、1週間後には動けなくなるほど。先生に診察の予約を取りました。

 

 

三重から東京の病院に予約されたんですか?

そうなんです。仕事もしているし三重から急に出てくるのは大変だから、と通常外来をやっていない土曜日に診てくれることになりました。

 

 

すごい! それは好きになっちゃいますね(笑)

ですよね(笑) そのときも動悸がひどくてよれよれの状態で診察を受けたんですが、「どうしたのかな?たぶん自律神経だね」と肩に手を当ててくれて(笑)。症状がひどいからこれを何年も続けるのはあり得ない、止めよう、薬を止めても僕がずっと診るから、といってくれました。

 

無治療になったらもうA先生には診てもらえなくなるかと思っていたんですが、ずっと診てくれるというのがわかって安心しました。

 

 

じゃあ今は無治療なんですね。無治療になった今どんなお気持ちですか?

やっぱり今も恐いです。私は再発・転移よりも健側(けんそく)のほうが恐いんです。いつもグレー判定になっていたので。でも先生からそのために一年に一回きちんと検査をしようね、と言われました。手術したほうも悪性度が低いんだから大丈夫だよ、と言われて。

 

 

診察は術後1年間は3ヶ月に1回ですが、今は1年を過ぎたので半年に1回。診察の回数が減ってしまって先生に会えなくて寂しくて(笑)

 

 

先生の一言って大きいですよね。再建はそのまま同じ病院で?

そのつもりでいたんです。その病院の形成の先生はイケメンで! ところがあなたはお胸が小さいからインプラントのサイズが無い、と言われてしまい(苦笑)。脂肪注入を薦められましたが、当時その病院では症例がありませんでした。

 

 

ネットで脂肪注入のことをいろいろ調べたんですが、あまり情報がなかったんです。それで自分で動いて何人かの先生、体験者の方にお話しを聞いたり、いろんな講演会に参加しました。

 

 

静岡であった講演会に行ったとき、自家再建のエキスパートであるB先生が登壇されました。質問コーナーのときに脂肪注入についてしつこく質問しました。脂肪注入だけだと生着率が悪いこと、注入を何回すればいいかわからないこと、安全性は確認されているものの乳房の形がきれいに作れるかどうかはわからないことを知りショックでした。夢の治療にはお金がいくらかかるのか、出来栄えはどうなのか、わからなかったのです。

 

 

三重に住んでいるので人工物のインプラントは何かあったときにすぐに東京の病院に行けないかもなど不安な気持ちがあったので、以前に本で読んだお腹からの穿通枝皮弁法に興味を持っていました。でもその手術ができる先生は数少なく、横浜の先生には2、3年先と言われたことがありました。

 

 

B先生の手術はどこでいつ受けられるのか聞いたところ神奈川県にある病院を紹介され、すぐ受診しました。B先生とC先生が二人で診察してくれました。前の病院でインプラントはサイズがないって言われたんですけど、と伝えたところ「おなかでも背中でもインプラントでもできるよ」と言ってくれたんです。

 


 

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