がん治療と仕事の両立支援ガイドライン

April 6, 2016

 

昨日に引き続き乳がん治療と仕事との両立のお話です。

 

今年の2月に厚生労働省が「事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン」を公表しました。このガイドラインは、事業場が、がん、脳卒中などの疾病を抱える方々に対して、適切な就業上の措置や治療に対する配慮を行い、治療と職業生活が両立できるようにするため、事業場における取組などをまとめたものです。ガイドラインなので、法的強制力はないのですが、これで会社に患者側の意見を伝えやすくなりました。
 

【ガイドラインのポイント】

<治療と職業生活の両立支援を行うための環境整備>

○ 労働者や管理職に対する研修などによる意識啓発

○ 労働者が安心して相談・申出を行える相談窓口を明確化

○ 時間単位の休暇制度、時差出勤制度などを検討・導入

○ 主治医に対して業務内容などを提供するための様式や、主治医から就業上の措置などに関する意見を求めるための様式を整備

 

<治療と職業生活の両立支援の進め方>

○ 労働者が事業者に支援を求める申出(主治医による配慮事項などに関する意見書を提出)

○ 事業者が必要な措置や配慮について産業医などから意見を聴取

○ 事業者が就業上の措置などを決定・実施(「両立支援プラン」の作成が望ましい)

 

<がんに関する留意事項>

○ 治療の長期化や予期せぬ副作用による影響に応じた対応の必要性

○ がんの診断を受けた労働者のメンタルヘルス面へ配慮

 

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000113365.htmlより引用)

 

さて、事業場に乳がんについて相談する前に、まず患者本人が乳がんと乳がん治療についてよく知っておかなくてはなりません。ネットで情報収集する方も多いと思いますが、ネット上には古い情報や間違った情報が多いので注意が必要です。

 

情報収集先としてお勧めは日本乳癌学会から出されている患者向けの診療ガイドラインです。書籍のほか、ネット上でも公開されています。

 

 *患者さんのための乳がん診療ガイドライン

 

乳がんを知る・乳がんと生きるためのWebメディア Breast Cancer & Meでは、乳がんサバイバーの方に役立つ情報を発信していますが、「乳がん治療の流れ」というページで乳がん治療の概要をまとめています。こちらもぜひ参考にしてください。

 

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