乳がんの4大治療法

September 13, 2019

 乳がんは病理タイプごとに治療法を選択する個別化治療が進んでいます。たとえリスクが高い病理タイプとなっても、そのリスクの程度に合わせて最適な組み合わせの治療法が選択されます。

 

乳がんの切除手術以外の主な治療法は放射線治療、抗がん剤(化学)療法、ホルモン療法、分子標的薬の4つです。病理タイプごとにこれらを組み合わせて治療方針が決定されます。

 

現時点での最新の研究に基づき、もっとも高い効果と安全性が期待できる治療を標準治療と呼びます。乳がんの標準治療は日本乳癌学会がガイドラインを作成しています。患者向けの診療ガイドラインはこちらから見ることができます。

 

では、4つの治療法の概要についてご説明します。

 

放射線治療

放射線を患部に局所的に照射し、がん細胞にダメージを与えます。主に乳房温存手術を選択された方に予防的に行われていたり、全摘手術でもリンパ節への転移が見られる場合に行われたりしています。放射線の照射は1~2分、放射量によって16~30回、平日毎日通院します。

 

抗がん剤治療

浸潤がんの場合、発見された時点で血液やリンパの流れにそって他の臓器に転移している可能性があり、この画像にも映らないような小さな転移(微小転移)を根絶させるのが抗がん剤の目的です。再発・転移治療以外に使用する場合は予防的に使われるため、抗がん剤を使用するかどうかを患者の判断に委ねられる場合もあります。

 

ホルモン治療

ホルモン受容体とは、エストロゲン受容体(ER)とプロゲステロン受容体(PR)のことで、乳がんにこのどちらかがあれば、ホルモン受容体陽性がんとなります。エストロゲンの働きをブロックする薬を投与するのがホルモン治療です。エストロゲンの働きを抑制するため、更年期障害に似た副作用がでるとされます。5年から10年の長期間、経口薬や注射による治療が続きます。

 

分子標的薬

がん細胞を分子レベルで攻撃する薬です。たとえば「HER2タンパク」の働きをブロックし、がん細胞の増殖を抑える薬にトラスツズマブやペルツズマブなどがありますが、これは病理タイプが乳がん患者の15~20%とされているHER2陽性の方にのみ使われます。

 

各治療法については乳がん治療の流れのページでも詳しく説明しているので、こちらもぜひご覧ください。

 

 

 

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